未来が輝くためには
マネージャーは必要だし。

私の知らない空白の時間の未来を
佐藤さんが知っていたとしても、私がそれを責める理由もない。


なのに…

このドロドロした感情は…次々に溢れ出す。


「…嫉妬…しちゃう…自分がやだ…」

「…春子、いいんだって!嫉妬は当たり前!それだけ未来くんのことが好きって証拠!」


ギュッと里奈が私を抱きしめる。


私はその手にそっと触れながら
未来たちの撮影を眺めていた。