「おはようございます。」

未来が既に機材を持っているスタッフらしい人たちに声をかける。

「おっ、未来くんおはよう〜今日も決まってるねぇ、reiくんはもう来てるよ!」

「ども。」

未来の後ろに立つ私たちを
スタッフの人たちが見つけると笑顔で話しかけてくれる。


「あ、君たちが未来くんのお友達だね!今日は楽しんで!」

「あ、はい!ありがとうございます…」


「この辺で座って見てて。じゃ、ちょろちょろすんなよ?特に、拓真と春子!」

「しないよ!」
「しねぇーよ!」


未来に笑われながら私たちは大人しく撮影が始まるのを待っていた。