我に返った夏輝は、他に眠りについていた二人を見詰めた。
「あれだけ、大きな音が鳴り響いていたのに......。よく眠れられるよ」
「えぇ。そうね。......あの目......もしかするとあの怪物を使って、私達を監視しているのかもしれない」
「バカ言え! っどうやってあんな異体も知れぬ化け物をてなずけるって言うんだ!」
「そう、それよね......」
「おい!! このサイコ野郎、何が目的なんだ!! ......何とか言え!!」
ケンジはこの部屋の中、怒鳴りちらした。
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