「ロミオどうしてあなたはロミオなの?」
「ジュリエット…」
演劇の練習が始まって、
香の練習メニューよりハード何ですけど。
「ちょっと休憩しよっか!」
『「はーい」』
やっと休憩だ!
「真悠、ジュリエットお疲れ!」
「ありがと!えっと、村人Bだっけ?詩織」
「それ嫌みですか、ジュリエットさん。」
ちょっとこわい顔をする詩織。
か、かわいい。
「ごめんごめん。」
ガタッガシャン
『「キャーーー」』
え?
悲鳴が聞こえた方を振り向くと、
演劇に使うセットに足が挟まってしまっている男の子が見えて。
「ちょ、大丈夫!?早くこれどけて!
保健の先生呼んできて!」
学級委員の的確の指示のおかげで、
パニックになることもなかったんだけど、
足を怪我したのが、ロミオ役の子で、
しかも、足は重い捻挫をしてしまったらしく、
ロミオ役ができなくなってしまったらしい。
「大丈夫?ロミオ役できないか、
でも安心して!私が絶対成功させる
から!」
私は演劇の成功を約束した。
だけど、ロミオ役どうしよ。
私がそんな事がんがえていると、
学級委員が耳を疑うような事を言った。
「ロミオ役、峯岸先生やってくれません
か?」
さすがにそれは、ダメなんじゃないかな?
私は、そう思ったんだけど、
「ロミオ役ね、しょうがないから
ロミオやるか!!」
え?峯ちゃんがロミオやるの??
「鈴木よろしくな!」
「は、はい。」
峯ちゃんの笑顔まぶしすぎる。
夢みたい、峯ちゃんとロミオとジュリエットできるなんて!
「真悠ーよかったね!!!」
詩織が笑顔で抱きついてきた。
「ありがとう 泣
うれしすぎるよ」
「あは、泣いてるし笑」
嬉し泣きする私の頭をよしよしって
なでた詩織が笑顔で、
「知ってた?真悠、ロミオとジュリエット
にはね、キスシーンがあるんだよ ニヤ」
き、キスシーン???
峯ちゃんと///
「お?赤くなっちゃって、想像してたの
か!!!笑」
「か、考えてません!」
考えるなって言われても考えてしまう。///
考えてみれば、ロミオとジュリエットって
恋人なんだよね。
役でも恋人になれるなんて、
涙でてくるよー泣