あの出来事から、峯ちゃんを意識してしまってる私、あーもうなんなんだろう。
これは恋??
恋なんて、したことないから分かんないよ。

「真悠ー最近お悩み中でしょ?」

 う、詩織鋭い。

「なんで分かるのー、」

「そりゃ何年一緒にいると思ってんの??」

 そーですよね。
 詩織さすがです。

「席付けー」

ドキッ
うわ、まただ、峯ちゃんの声聞くだけで
ドキドキしてる、これはやばい、
峯ちゃんの顔まともに見れない。

私がぼーっとしてると、

「鈴木!なにぼーっとしてる?
 具合でも悪いのか?」

ドキッ
やばい、峯ちゃんが目の前に、
顔が赤くなるのが分かる。
あ、私本当に峯ちゃんに恋してるんだ。

「だ、大丈夫です。」

「そうか、なら集中しろよ!」

そういうと、峯ちゃんは授業を進めだした、
離れていってしまう、峯ちゃんを見て
離れないでって、思ってしまっている私が
恥ずかしくなってくる。

~キーンコーンカーンコーン~

その日は私の好きなチャイムカウントダウンもやらずに、ずっと峯ちゃんを眺めてた。
こりゃ重症だな、
恋愛経験のない私でさえ、分かる。

「真悠、ぼーっとしちゃって、どうした??」

詩織は心配そうに話しかけてきた。

「詩織、私峯ちゃん好きになっちゃった。」

言ってしまった///

「なにその、いきなり笑気づいてたよ!?
 真悠なんか、女の子らしくなったし、
 多分そうかなって、」

さすが、詩織なんでもお見通しだよ。
そんなに顔に出てたかな??

「でも、初めてじゃない?真悠が恋愛の話 するの、だからなんか嬉しい。」

詩織の笑顔になんだか、私まで嬉しくなってしまった。

「これから、頑張るんだよ!!
 応援するし、協力するから!」

「ありがとう詩織ー 泣」

詩織が親友で良かったよ 泣

私達が友情を確かめあってる中、
それを睨むあの目の存在に私達は気づいてなかった。