しかし、私だけはそう乗り気にはなれずにいた。 「それじゃあ…ソプラノのパートリーダーは瑞希、アルトは怜、男子は…」 「…はぁ……」 そう。やりたくもなかったパートリーダーを私が務めることになったのだ。 「なんで私なのさ……」