指揮の振り始めとともに、木管楽器の柔らかいメロディから曲が動き出した。











それから、それを吹いてる先輩たちも。






まっすぐ少し上を見ながら、確実な歩幅で歩き続けていく。



すごく人数が多いのに誰もぶつかったりしないで、曲に合わせてどんどん形が展開されていくのがよく見えた。









演奏がうまいのはもちろんのことで、動きも
完璧だった。










次第に音楽は盛り上がってって、激しさがピークになったとき、音がふっと消えて太鼓や鍵盤楽器を背負った人たちが真ん中に現れた。














パーカッションソロの、始まり────。