そしたら3人とも揃ってこっちを向く。
「えー、花乃の方こそすっごいモテそうじゃん!可愛いし!」
って千海ちゃん。
「わたし!?ないない!わたしなんかどこにも魅力ないもんっ。」
いや、ほんとに。全力で否定します!
そんなわたしを横目に萌絵ちゃんが言う。
「花乃はだめだよ、人たらしだから!誰にでも良い顔するから、みんなのものなんだって!」
「人たらし?何それ、違うよっ!」
わたしにも苦手な人とかいるし。
「あ、分かる。」
その声は遊ちゃん。
「花乃ちゃんって、その場にいる人誰も嫌な気分にさせないよね。むしろ幸せにしてくれる感じ?」
もう、遊ちゃんまで!