「…先輩?」



「あ、いや、何でもない。」



花乃ってほんと素直だな。

人を信じすぎんだよ。




座ってても頭の位置は俺の方が高いから、花乃はのぞき込むように話しかけてくる。




「先輩。」




花乃の声のトーンが変わった。