だけど、それじゃ足りないって思う自分がいた。 「先輩、ちゃんと言葉で言ってくださいっ。」 先輩の顔が赤くなる。 「あー、俺も、花乃が大好き。」 照れる先輩も好き。 そう思ってたら、先輩がわたしの手を握った。 「あーもう。俺だっせーな。」 先輩は反対の手を顔に当ててつぶやく。