「やっぱ腫れてんじゃん!保健室行くぞ。」 先輩はわたしの腫れてない方の手を引いて走り出した。 「先輩、大丈夫ですって!」 「んなわけないだろ!俺のせいだし!」 先輩のせいなんかじゃないです…! わたしがどんくさかっただけのこと。 だけど先輩は何にも聞き入れてくれなかった。