先輩の気遣いを感じたけど、気づかれないようにわたしも床に座った。



わたしだけ、申し訳ないもんね。




そんなことより、1番聞きたいことがあるんだ。




「先輩。」






先輩もわたしの声のトーンが変わったのに気づく。





「どうして暴力なんか振るったんですかっ?」





「だから、ムカついたんだって…。」





「だって、絶対部活出るからって約束したじゃないですかっ。わたし頑張って遥斗先輩に言い訳したのに、嘘つかないでくださいっ!」




だんだん言葉遣いがきつくなる。


それが自分でも分かったけど、止められなかった。