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「…って、いう夢見たの!」
「へぇ…」
「ちょっとお夏ちゃん、わざわざ島原にきてあげたのに…」
「こっちこそわざわざ朝起こされて何事かと思ったら惚気話?」
「ち、違うもん。新八好きじゃないもん。」
「はいはい。今度は土方さん連れてきてね?」
「土方さんは男に興味ないって。あ、なら兄上と平助なら連れてくるけど?」
「…新八さんは?」
ニヤニヤとお夏ちゃんは聞いてくる。
「新八は駄目。」
「好きなんだ。」
「ち、違う!」
「あっそ。」
がら
「夏、そろそろ始める支度しな。」
「今行きますよ。」
「なんなら桜華さんもしません?」
「嫌だ。」
「…報酬あげますけど?」
「やる。」
その日私は土方さんに文を出して一日泊まりますと伝えて島原に1日だけ仕事した。
「新八の事好きなんだ?」
「ち、違うもん!」
1日ずっとお夏ちゃんにからかわれた。
もう仕事どころではなかった。
これは桜華と新八がくっつく前の話。