瑞「ククっ。あんた、面白いな。」
「どこがですか?」
瑞「そんなに怒るなって。」
瑞さんは私の隣に腰掛けた。
「怒ってません。」
瑞「…喧嘩?」
「……。」
図星だから、何も言えなかった。
瑞「なら、いいものをあげる。」
瑞さんは懐からあるものを取り出した。
「これは?」
瑞「摩訶不思議な物さ。ほら、とっておきな。」
瑞さんは私にそれを押し付け立ち上がった。
「あ、あの!」
瑞「いいから。それの使い方はいろいろある。
じゃあね。」
それをいうと何処かに行ってしまった瑞さん。
「知らない人から…もらっちゃった。どうしよう。」
桜華はもらったそれを見た。
「とりあえず、持って帰ろう。」
桜華は屯所へと帰った。