「じゃあ教室に行こう!」


私達は教室に向かった。


校舎はとても広いけど、つくりはシンプルね……これなら迷わないわね。


実は私と良花は極度の方向音痴なの。


昔からよく2人で迷子になったわ……


「つ、着いたみたい……」


こ、ここ!?

豪華すぎない!?

たかが教室だよね………?

ドアも顔認証&インターホンだし………


認証に成功して自動で開いたドアから入る。


「「「おはよう(ございます)……!」」」


一応部屋に入って挨拶すると……


『おはようございます!!』


全員から返ってきた。


「あ、あの、どちらの席に座られますか?……ご希望があればどきますので。」


そう、ドアの近くに座っている女の子に声をかけられた。


「大丈夫よ。後ろの空いている席に座るわ。」


「あ、はい!」


そうして窓際の後ろの方の席に並んで座った。