◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
……ん……。
シオンは寝返りをうった。
な、に、この感じ……。
硬くて柔らかくてあったかい……。
シオンは心地よくて、しがみついた。
体に力が入らず、眼を開けなかった。
ファルはシオンを見つめた。
馬上で気を失ったところを慌てておろしたが、酷い熱で意識が朦朧としていた。
声をかけながら、頬を数回叩いてみたが、返事がない。
ファルは仕方なく、エリルの森の小高い丘まで戻った。
そこに雨風をしのげる浅い洞窟があるのを、彼は知っていたのだ。
……ん……。
シオンは寝返りをうった。
な、に、この感じ……。
硬くて柔らかくてあったかい……。
シオンは心地よくて、しがみついた。
体に力が入らず、眼を開けなかった。
ファルはシオンを見つめた。
馬上で気を失ったところを慌てておろしたが、酷い熱で意識が朦朧としていた。
声をかけながら、頬を数回叩いてみたが、返事がない。
ファルは仕方なく、エリルの森の小高い丘まで戻った。
そこに雨風をしのげる浅い洞窟があるのを、彼は知っていたのだ。