王子ファルは、巫女レイアの予言通りに『守護する者』が現れたと聞き、驚いた。
レイアの予言は、今までにも幾度となく王ダグダを唸らせ、ダグダはレイアを心底信用している。
一方ファルは、巫女の存在を認めつつも、ダグダのように、ありとあらゆる事柄を巫女の予言に沿って行うというよりは、兵を勇気づけ、決起させる程度に留めておきたいと思う方であった。
しかし、巫女レイアは『七色の瞳の乙女』と彼女を『守護する者』が現れると言い、場所も時間もピタリと言い当てた。
王ダグダはたいそう喜んだが、守護する者が傷を負い、一刻も早く治療しなければならないため、一度王都リアラへ戻る事にし、息子であるファルに命じた。
「七色の瞳の乙女を見つけ出せ。
そしてこのリーリアス帝国の繁栄に努めさせるのだ」
レイアの予言は、今までにも幾度となく王ダグダを唸らせ、ダグダはレイアを心底信用している。
一方ファルは、巫女の存在を認めつつも、ダグダのように、ありとあらゆる事柄を巫女の予言に沿って行うというよりは、兵を勇気づけ、決起させる程度に留めておきたいと思う方であった。
しかし、巫女レイアは『七色の瞳の乙女』と彼女を『守護する者』が現れると言い、場所も時間もピタリと言い当てた。
王ダグダはたいそう喜んだが、守護する者が傷を負い、一刻も早く治療しなければならないため、一度王都リアラへ戻る事にし、息子であるファルに命じた。
「七色の瞳の乙女を見つけ出せ。
そしてこのリーリアス帝国の繁栄に努めさせるのだ」