「うわぁ!」

シオンは思わず声を上げた。

なに、このティンカーベルみたいな女の子達は!

よく見ると沢山いる…ティンカーベルみたいに小さいけど、羽根はない。

…これは夢のようだけど、多分、夢じゃない。

だって、いつもの夢とは感じが全く違うもん。

「私達はニンフよ」

「初めまして、七色の瞳の乙女」

「怪我をしているの?」

「ここはエリルの森よ」

「黄金族人間の国、リーリアス帝国よ」

それぞれが思い思いに話し出し、シオンは呆気にとられた。