「……処女じゃなくなると、すべての力が無くなる」
「マジかよ」
香は頷いた。
「七色の瞳の乙女を巡る争いを無くすためと、永遠に続く強大な力を恐れた最高神オーディンが呪詛したらしい。
詳しいことは私もわからないの。『七色の瞳の乙女』にまつわる文献なんてないし、太古から語り継がれてる言い伝えと、私が『守護する者』として見てきた事しか分からない」
「抱いた男は……処女をもらった男はどうなる?」
アルゴの素直すぎる問いに、一同は食事の手を止めた。
香はジーッとファルを凝視する。
ファルは皆の視線を感じてギクリとした。
……質問したのはアルゴなのに、どうして俺を見るんだっ!
「どーもならないわよ。責任とって一生大切にすれば?」
「マジかよ」
香は頷いた。
「七色の瞳の乙女を巡る争いを無くすためと、永遠に続く強大な力を恐れた最高神オーディンが呪詛したらしい。
詳しいことは私もわからないの。『七色の瞳の乙女』にまつわる文献なんてないし、太古から語り継がれてる言い伝えと、私が『守護する者』として見てきた事しか分からない」
「抱いた男は……処女をもらった男はどうなる?」
アルゴの素直すぎる問いに、一同は食事の手を止めた。
香はジーッとファルを凝視する。
ファルは皆の視線を感じてギクリとした。
……質問したのはアルゴなのに、どうして俺を見るんだっ!
「どーもならないわよ。責任とって一生大切にすれば?」