本来なら参加するロイザとジュードは、まだ起き上がれず欠席である。
ダグダが威厳のある低い声で言った。
「我が軍はアーテス帝国へ攻め込む。アーテス帝国の北西に位置するニア帝国は、我が国の同盟国だ。ニア帝国から、アーテス帝国に入り、一気に攻め込む」
「分かった父上。俺はケシアを奪還する」
「その前に」
ダグダは、息子ファルに力のこもった眼差しを向けた。
「アシ帝国とガイザ帝国を見方につける事が出来れば、事は更に上手くいくぞ」
アシ帝国とガイザ帝国は、中立国である。
二国とも、白金族人間のアーテス帝国と、黄金族人間のリーリアス帝国、どちらにも隣接している国である。
ファルは、首を横に振った。
ダグダが威厳のある低い声で言った。
「我が軍はアーテス帝国へ攻め込む。アーテス帝国の北西に位置するニア帝国は、我が国の同盟国だ。ニア帝国から、アーテス帝国に入り、一気に攻め込む」
「分かった父上。俺はケシアを奪還する」
「その前に」
ダグダは、息子ファルに力のこもった眼差しを向けた。
「アシ帝国とガイザ帝国を見方につける事が出来れば、事は更に上手くいくぞ」
アシ帝国とガイザ帝国は、中立国である。
二国とも、白金族人間のアーテス帝国と、黄金族人間のリーリアス帝国、どちらにも隣接している国である。
ファルは、首を横に振った。