「ジュード殿っ……!」
ジュードとロイザを見た門兵は、彼らの姿を見て言葉を失った。
固まった血と、泥と、壊れて体にぶら下がった鎧。
ジュードの眼はカッと見開かれたまま、異様な輝きを放っていたが、誰が言葉をかけても戦術ばかりを口走り、まるで会話にならなかった。
一方、ジュードの脇に抱えられて意識を無くしているロイザは、胸に十字の刃傷を付けられ、生きているのか死んでいるのか分からなかった。
「ジュード!!!」
知らせを聞き、ファルが駆け付けたが、ジュードは馬上で忙しなく辺りを見回し、ギラギラとした眼差しを空にさ迷わせるばかりであった。
「おい、しっかりしろ、ジュード!!誰か、ロイザを下ろして医者に見せろ!」
ジュードとロイザを見た門兵は、彼らの姿を見て言葉を失った。
固まった血と、泥と、壊れて体にぶら下がった鎧。
ジュードの眼はカッと見開かれたまま、異様な輝きを放っていたが、誰が言葉をかけても戦術ばかりを口走り、まるで会話にならなかった。
一方、ジュードの脇に抱えられて意識を無くしているロイザは、胸に十字の刃傷を付けられ、生きているのか死んでいるのか分からなかった。
「ジュード!!!」
知らせを聞き、ファルが駆け付けたが、ジュードは馬上で忙しなく辺りを見回し、ギラギラとした眼差しを空にさ迷わせるばかりであった。
「おい、しっかりしろ、ジュード!!誰か、ロイザを下ろして医者に見せろ!」