余計なことまで云わなくていいのに、と思うと同時に、代弁してくれてありがとう、と少し玖生に感謝した。
 
伊津くんの返答が気になったけれど、私は彼女らから携帯を取り上げる気力もなかった。
 
高熱のせいで、頭がぽわぽわして、やがてそのまま眠りについてしまっていたのだった。