その放課後、私と直哉くんは向かいあってファミレスの席に座っていた。
やっと、やっと会えた。昨日デートしたばかりだけれど、それでも今日も会えたことが嬉しいのだ。
「そうかあ。携帯没収されてたんだね。だから、メールの返信こなかったんだ」
「そうなのよ。ごめんなさいね。心配したでしょう」
「まだ怒ってるのかと思った」
昨日ショッピングモールを歩いていて、以前カラオケに一緒に行ったという女の子に囲まれていた直哉くんの姿がフラッシュバックする。
「もう大丈夫よ」
私がやんわりと言うと、直哉くんはほっとした表情になった。
「なら、よかった」
彼はまた、手許のドリンクバーのお茶に口をつけた。
「直哉くんが飲んでるの、なあに?」
「ルイボスティー。何だかアフリカのお茶なんだって。ノンカロリーでノンカフェイン」
「何だか身体に良さそうねえ」
「南生ちゃんが飲んでいるのは、何?」
やっと、やっと会えた。昨日デートしたばかりだけれど、それでも今日も会えたことが嬉しいのだ。
「そうかあ。携帯没収されてたんだね。だから、メールの返信こなかったんだ」
「そうなのよ。ごめんなさいね。心配したでしょう」
「まだ怒ってるのかと思った」
昨日ショッピングモールを歩いていて、以前カラオケに一緒に行ったという女の子に囲まれていた直哉くんの姿がフラッシュバックする。
「もう大丈夫よ」
私がやんわりと言うと、直哉くんはほっとした表情になった。
「なら、よかった」
彼はまた、手許のドリンクバーのお茶に口をつけた。
「直哉くんが飲んでるの、なあに?」
「ルイボスティー。何だかアフリカのお茶なんだって。ノンカロリーでノンカフェイン」
「何だか身体に良さそうねえ」
「南生ちゃんが飲んでいるのは、何?」