それは中学3年生の時。教室の窓から青々とした葉桜の木が生い茂っているのが見える季節。先ごろの席替えで私は直哉くんの隣の席になった。
直哉くんは紗生や玖生ともうすでに顔見知りだったので、私が隣だということに気がつくと、
「古瀬3姉妹とは縁があるなあ」
と、しみじみ呟いたものだった。
そして私と直哉くんはある時、一緒に日直の係になった。
放課後、背の高い彼は黒板の字を消し、窓の高いところまで鍵を閉めてくれていた。
その間に私は学級日誌を書いていた。
放課後の教室には誰もいなく、私と直哉くん2人きりだった。
直哉くんは紗生や玖生ともうすでに顔見知りだったので、私が隣だということに気がつくと、
「古瀬3姉妹とは縁があるなあ」
と、しみじみ呟いたものだった。
そして私と直哉くんはある時、一緒に日直の係になった。
放課後、背の高い彼は黒板の字を消し、窓の高いところまで鍵を閉めてくれていた。
その間に私は学級日誌を書いていた。
放課後の教室には誰もいなく、私と直哉くん2人きりだった。