そしてゆっくりと立ち上がる。彼は私と大地くんに支えられながら、そのまま私の学校の保健室へと歩みを進めた。 昇降口で靴を脱がせ、男子が来たことにぎょっとする女生徒たちの目をかいくぐりながら、なんとか彼を保健室へと導いた。