「遊園地、計画したの森村くんなんでしょう?」
ふと私は尋ねた。
「なんで?」
私の問いかけに、彼はとぼけたように答えを返す。
「私に会いたいからって、玖生と大地くんを利用したわね」
「カカカ。随分と殊勝な物言いだな。だけど、そうだよ。俺が直接誘っても来ないと思ったから。玖生たちに協力してもらった」
私はアイスをガツガツと食み始めた。こんなところにふたりきりで、彼氏気取りなんてされたくなかった。早くアイスを食べ終わろう。そしてサッサと帰ってしまおう。そう企んでいた。
「乗り物に酔うタイプなのか?」
私の思惑にも気づかずに、彼はのんびりとした口調で尋ねる。
「別に」
「じゃあ、メリーゴーランドでも乗ろうか。せっかくだし」
「あんな少女趣味なもの……。南生でもあるまいし。恥ずかしくて乗れないわ」
「じゃあ、コーヒーカップは?」
ふと私は尋ねた。
「なんで?」
私の問いかけに、彼はとぼけたように答えを返す。
「私に会いたいからって、玖生と大地くんを利用したわね」
「カカカ。随分と殊勝な物言いだな。だけど、そうだよ。俺が直接誘っても来ないと思ったから。玖生たちに協力してもらった」
私はアイスをガツガツと食み始めた。こんなところにふたりきりで、彼氏気取りなんてされたくなかった。早くアイスを食べ終わろう。そしてサッサと帰ってしまおう。そう企んでいた。
「乗り物に酔うタイプなのか?」
私の思惑にも気づかずに、彼はのんびりとした口調で尋ねる。
「別に」
「じゃあ、メリーゴーランドでも乗ろうか。せっかくだし」
「あんな少女趣味なもの……。南生でもあるまいし。恥ずかしくて乗れないわ」
「じゃあ、コーヒーカップは?」