そんなこんなで外回り。



エレベーターから降りて、朝ぶりに浴びた太陽がまぶしく私(とオカマ)を出迎える。




「正直一人でも行けたんですけど」




早歩きしながら隣にいる先輩にちらっと顔を向ける。



くっそう。精一杯の早歩きなのになんで悠々と歩いてんだよ。



その長い脚折るぞ。・・・物騒か。


「いや何言ってんのあんた。女でs「先輩だって女(仮)の恰好してんじゃないですか」」





「あら、そこら辺の女より美人?あっらあ、何言ってるのこの子!なあに、よいしょしても何も出てこないわよ!」




なぜか嬉しそうにバンバン背中を叩かれる。




もちろん男の力で。・・・痛いんですけど。




「ほめてないです」




いや確かに私と先輩だったら先輩のほうが女子力高いんだろうけど。




「でもね、あたしは」