ピンポーン
「美恋ー!遅刻するぞー」
「あ!ごめーん。待ってよー」
私の幼なじみ康太は毎日向かいに来てくれる。
今日は特別な日。
だって入学式でもあり康太の誕生日だから。


キーンコーンカーンコーン

「新入生の皆様ご入学おめでとうございます。」

・・・

これからクラス発表がある。
「康太ー何組だった??」
「ん?おれ?俺は4組だけど?美恋は?」
「あー別々だね、私は3組。」
最悪だ。今までずっと同じクラスだったのに。
「だな、まぁ。これからも一緒帰ろうぜ?な?」
「うん!!」

ホームルーム。
クラスの女の子佐藤樹菜ちゃんから話かれられた。
「水谷さんって柏原くんの彼女?」
私はびっくりした、
いままででも康太はもててた。
だけどそんなことは言われたことない。
「な、なわけないじゃーん!幼なじみだよ!幼なじみ」
「そ、そっかー、良かった。あ!あのね!!私柏原くんのことすきなの!
協力してくれない?」
私は戸惑った。
胸がズキンとしたから。
「え、う、うんい、よ」
「やった!ありがと!柏原くんのメアド教えてくれないかな??」
「それはダメだよ。人のメアド勝手に教えれない。」
「そ、そうだよね!!ごめんね!
あ!じゃあこれ!私のメアド登録してて!」
無理やり渡された一切れの紙。
「え、あ、うん」
胸がいたい。
こんな痛みは初めて。
なんなのだろう?