制服を身に纏い、鏡の前に座り、髪を結う

ピアスが見えるように、いつも右側だけを、編み込みにしている

次に、姿鏡の前に立ち、身だしなみをチェックする

「…うん、大丈夫だよね…」

支度が終わり玄関に向かう

「行ってきます…」

キィィィ…

パタン…!

私の声と、扉が閉まる音だけが、広い部屋に虚しく響いた