「あぁ、ひこうき雲があったんだ!で、今日は、いいことありそうだなって」


「さっそく、逆効果だな」


奏多がククッと笑う。



「なんか、美優らしい理由だったわ」


「「同意」」



えー??

3人とも酷くない?



ひこうき雲が私らしいって…。




私たちは、ガラッと職員室のドアを開ける。

私は、ひーちゃんを探してみたりする。


「えっと、あ!ひーちゃん!!きたよ」



大声で叫ぶと



「お、きたな、新美。バカでかい声だな」



「………別にいいでしょ。で?雑用ってのは?」




さっさと聞いて帰りたいなぁと思って、だるそうに聞く。



麗花と南斗と奏多が廊下で待ってるし。





「これ、持っていっといてくれ」



「えー、めんどくさい…。ひーちゃん、自分で行ってよ」



「それじゃあ、なんのために新美を呼んだんだよ。あと、日向先生な」



「まぁ、それもそうだね。じゃあ、持っていくわ!またね、ひーちゃん」



「……あぁ。日向先生なんだけどなぁ」





なんか呟きが聞こえるけど気にしない。


てか、ひーちゃんって先生って感じがしない。


だから、ひーちゃんって呼ぶんだけどなぁ。


そろそろ、気づいてほしいところだ。





ガラッ。


「しつれいしましたー」