私は、渋々、職員室へ向かう。 「あ、美優~!あたしも行くっ」 「麗花…!ありがとう」 麗花が手伝ってくれれば早く終わりそう。 「おいおい、俺らもだろ?」 「俺を忘れるなよ」 奏多と南斗がのこのことやってくる。 「え?二人も手伝ってくれるの?明日、雨降るの?」 「失礼だな、美優」 奏多が苦笑いをしながら、近づいてくる。 「それより、なんで窓見てたの?」 麗花は私に尋ねてきた。