そのあと、一人で私は帰り始めた。
途中、喉が乾いたからペットボトルを買って、公園で休んでいたら、なんかお兄さんたちがニヤニヤしているのが見えて。
あぁ、そうだ。
思い出したよ、私が今この状態になった理由。
一人で帰った私が悪かったんだね。
「はぁー…、お兄さんたち。私、もう帰るので」
「ダメだよ。こんな可愛い子逃すわけないだろ」
「可愛くないっての!!もっと可愛い子ナンパしにいけばいいじゃん」
「無自覚?いいね~、そそるよ」
「なに、言ってんの?」
だんだんイラついてくる。
でも、お兄さんたちの力、凄く強い。
離したくても離れない手。
どうしよう。
強がってるけど、実際、ほんとに困り中。