★黄宛★
だりぃー!!マジでだりぃ…。転校したはいーけど
自己紹介とか説明とかだるいんだけど。はぁー…。
そー考えているときだった。
「佐々木くん。説明あるから入って。」
俺は佐々木黄宛。両親の事情で引っ越してきた。
先生か?やけに若いな。
中には入ると校長がいた。
「おはよう佐々木くん。よくきたね。わが校は…」
あーながいながい。校長って話しながいんだよなー。
「ってことだから。佐々木くん!頑張りたまえ。」
「はい。」
俺は適当に返事をした。
「それじゃ、教室にいきましょう。」
「はい。」
どんなやつがいんのかな?まぁ俺理想たけぇから
俺好みのやつはいねぇだろーけど。
面白ければなんでもいーや。
「転校生がきてまーす。入ってー。」
━ガラガラガラ

「「「キャー♡」」」
はぁ?
俺は黄色い声の意味がまったくわからなかった。
それより俺は少し驚いた。
なに?あの子…。超可愛い。黒髪でセミロングぐらいのつやつやした髪
目は大きくてスタイルも抜群。
見た目は俺好み。
俺は適当に自己紹介をすませた。
「じゃー…。佐々木くん。佐々木さんの隣に座って。」
佐々木?
あの子佐々木っていうんだ。名字同じとか。
「よろしくね。佐々木さん。」
「よろしくね。」
ん?愛想笑いじゃね?
ほとんどのやつ真っ赤になるのに。
放課後になり俺は学校を見回りにいった。
「あ、あの…。」
振り替えると。
なに?この子。メイクで化けてんじゃん。ダル。
そう。俺はメイクで化けてるやつは嫌い。なんでって?
すっぴん見たとき…。あーむりむり。
「なんかよー」
冷たく返事をした。
「す、好きです!!付き合ってください!!」
はぁ…。だろーとおもった。もー告白とかめんどくさ。
「ごめんね。」
「そ、そうですか…。」
女は泣きながら去っていった。
あー。めんど。それが一番めんどくさいって。
女ってすぐなくよなー。
「ご、ごめんなさい!!」
なんだ?
校舎の裏側から声がする。
「いいじゃん!なんで俺じゃ駄目なんだよ!!」
告白か?おもしろそー。
声のする方をのぞいてみると。
!!
佐々木さん!?なにしてんだろ。
「えっと…。あの…。ムリです。すみません!!」
「はぁ?意味わかんねぇ!!」
「きゃっ!!」
男が佐々木さんの髪を掴んだ。
「おい。嫌がってんじゃねぇかよブサイク。」
なぜか考えるより体が先に動いていた。
「なんだよお前。」
「ただの転校生。」