先生を見た1年生が騒ぎだした

 その人数とざわめきに驚いた先生は私を呼んだ


  「飯島!来い」


  「はい」


 私は1年生に見られながら、体育倉庫の前へ連れて行かれた



  「何だ、あの人数は?」


  「先生のファンみたいですよ」


  「はあ?」


  「『ダンクする姿がかっこよくてぇもっと見てたいなぁ、』って感じですかね」


  「ふーん」


 私は嫌みたっぷりにジェスチャー付きで先生に言った