小吉……



   ”なんか微妙…”


  「勉学は…『この調子で努力し続ければ、願いは叶うでしょう』か。

   恋愛は…!!?『ちょっとした危機が訪れるが、すぐに戻る』ってどういう事よ?」



  「真希、お待たせ。何?今何か持ってなかった?」


  「何でもないよ、ティッシュ、ティッシュ」



   ”まさか、こんな科学技術の進んでいる世の中で、おみくじなんて気休めでしかないんだから”



 そう自分に言いきかせてみるものの、なんだか落ち着かない…