私の名前は井上 りん
歳は18歳。

高校三年生にあたる歳
 私は高校中退、バイトをしてもすぐやめる始末

無料通話のアプリで毎日見知らぬ人と電話
その生活にも飽きていた所だった。

姉、兄、母には
「働け」
と言われ結局働かない。

この平凡な日常を変えてくれたのが
彼だった。

彼の名前は、桐谷 蓮
歳 23歳
職業 工場勤務

彼との出会いはある電話からはじまった


あるネットで知り合った男の子からの
一通の電話。

「あ、もしもし?俺、優だけど
五人で通話してるからこない?」

と通話のお誘い

私は人見知りで人数が多いと尚更喋らない
めんどくさいなと思いつつ行ってみた。

見知らぬ人達との通話。

「あのはじめまして、りんといいます
よろしくお願いします!」


「お~よろしく(*´∀`*)ノりんちゃん♪
俺らも自己紹介するか~」

五人が自己紹介をしてくれた

私は会話の筋がわからず黙っていた
すると、

「ねぇねぇ優!私の知り合いの子いれていい?」

と女の子がいう

「いいよーどんな奴?」

「男の方なんだけどめちゃくちゃ面白いよ!」

「まじか!入れろー」

男性の方が通話にはいってきた。

「はじめまして!蓮でーす
23歳のおっさんです」

なんというか
うるさい人だ、苦手だなと内心思った。

だんだん話してくると
全然喋らない私によく話しかけてくれる

夜中の一時から朝の七時まで
話がおもしろくてついつい話してしまった

めんどくさいと思っていたはずなのに……