次の日の朝、まだ眠っている体を起こすため、シャワーを浴びた。

今日はいい天気だ。お風呂場の窓から、眩しい光が差し込んできて、その光が少しだけ私の心を明るくしてくれる。

晴れてるのは好きだ。

制服を着て、リビングにいくと、母が朝ごはんを用意してくれている。でも朝からご飯を食べる元気もなくて、食べれないぃーというと、母がヨーグルトを出してくれた。

先にリビングでご飯を食べ始めていた。父がご飯は朝からちゃんと食べなきゃだめだとぶつくさいいながら、私の苦手な納豆をご飯にかけ、箸でぐるぐると回している。

ぐるぐるとまわす度、納豆の嫌な臭いが香ってきて、私はヨーグルトも食べず、逃げるように家をでた。

電車に乗って、学校の最寄り駅で降り、学校とは逆側の改札口から出て、いつもの場所に向かった。

その場所は駅から5分くらいの場所にあるのに、
うちの生徒も、近所の人も猫も犬も、誰もこない。
そして少し高台にあって、遠くからうちの高校も、通学路も見える。
私にとって本当に一人になれる大好きな場所。

そこのベンチに腰をかけて
途中で買ったコーヒーを飲む。

いつもは吸わないけど、
今日はなんとなくタバコを吸った。