。。。
「わかった。。。じゃあこれ食べたら行こ。
またあの喫茶店にいる時間だから」


「ああ。」

正直。。。
ゆなを守りきれるかわかんねぇけど。。
。。。今からか。。。心の準備もな。。。

俺たちはケーキを食べ、この前行った喫茶店に行った。

ゆなの言った通り、そこにはあいつがいた。

ゆなは迷わず喫茶店には入り、バカ息子の前に座った。

「だれ?君?」

「飯田です。」

「何の用?いくらでも席空いてるのに相席?」

「スミマセンあなたに聞きたいことがあって」


男は驚いた様子でゆなの顔を見る。
すると、ニヤニヤとし始めた。。。
肌は白く痩せていて目の下にホクロがあるせいか、ニヤニヤした顔は気持ち悪い。。

「なにかな?」

にやけた顔で顎をさすりながら話す男は、
さらに気持ち悪さが増した。

「ゆいのこと。。。
ゆいをどうして傷つけたんですか?」

ゆなは、意外にも冷静にゆいさんのことを聞いた。。

「それは、私が普通でいるためだよ」

ゆいという言葉に驚きもせず、
普通に話している。。

すかさずゆなも

「普通って?」

「普通に生活できる君たちにはわからないと思うね。私はね。普通ではいられないんだよ。誰かを犠牲にしないとね」

「。。。。」
ゆなが黙っているので、顔を見ると、
目から涙がでそうになっていた。。
なぜ。。怒りからくるものには見えなかった。

「犠牲って。。。おまえ。。ふざけてる。」

「わからないだろうね。でも今のように人間として普通に生きていくためには仕方ない行為なんだよ?君たちがごはんを食べて尿や糞をだす生理現象と同じだ。食べなきゃ、やらなきゃ俺は生きてけないんだよ。」


「狂ってる。おまえ狂ってるよまじで」


バカ息子はまた気持ち悪い笑顔を見せていった。

「ゆいは私のために頑張ってくれてたんだ」