次の日、
さすがに学校に行かないと遠藤ちゃんが
居づらいだろうし。。
まだ腰が痛いけど仕方なく、
腰ベルトを巻き、制服を着て学校に向かった。

ちゃんと遠藤ちゃんくるかな。。

学校につき教室に入ると誰もいない。。
早く来すぎたかな。。

席に着き、夏休み前のここから見る教室を
思い出す。。。

男ばっかで。。華やかさに欠けるけど、
そこにはまさとや佐藤くん、矢野くん、
小林さん、遠藤ちゃん。。
それとキモニーがいる。。

あと半年。

あと半年でこんな風景は見れなくなってしまう。

消えて無くなる。

いつしか誰の記憶にも無くなって。。。

「おはよー。ゆな?連絡したのにシカトはひどくねぇかー?」

「おはよ佐藤くん!!ごめんごめん。なんかね。。眠くて寝てた。。あは」

「あはじゃねぇって、腰大丈夫なのかよ?
遠藤さんが刺したとか言うから、
信じらんなくて。。焦ったから!」

「うーん。刺した???大袈裟だよーーちょっと血が出ただけだからー遠藤ちゃんも大袈裟だなー。
大丈夫ってあんなに言ったのにーー」

「遠藤ちゃん??ちゃんづけ?」

「いろいろありましたが、結局仲良しになりましたー!ご迷惑おかけしました」

「。。なんかよくわかんないけど、雨降って地固まる的なやつか?」

「いえーす」

「あっ!遠藤ちゃーーんおはよーー」

「飯田さん!大丈夫なの来て?」

「もー全然平気だってー。遠藤ちゃんは大袈裟なの!ねっ隣座ってーー」

「あっうん。。」

すこしは安心してくれたかな。。
え?。。。

あっ。。まさと?

声もかけずに佐藤くんの横に座ってるし。。
なんか。。怒ってんのかな。。


「まさとー??おはよ!声ぐらいかけてよね」

「っはよ。妙なテンションになんかムカついた。」

うっせーー。ったく、こっちは平然装って必死なのに釘さすことないじゃん。
意地悪めーーー


ガラガラー

「あっ。。。では時間になりましたので、
始めますね。。。」

キモニーだ。じーっと見つめていると、
キモニーと目があった。。

じーーーー

くす。。

あっ目そらされた。。

つまらんー。。。

はぁーあー。