ゆうが固まっている。。。
やっぱり知らなかったみたいだ。。
そして。。
複雑な表情へと変わる。。。
「。。。
知らない。。
俺がいない間に。。
。。もしかして
その人にも暴力を?」
私は施設を抜け出したこと、
菅さんについて、
そして中学に行かず、
昼間はどうしていたのかは
わからないこと。。
ゆいについて知っていることを話した。
「私、赤い車の男が
誰なのか突き止めたい。。。
時間がかかっても。。。
ゆうは顔見たらわかるよね?」
「うん。。。でもやめろ。そいつに関わるな。
。。。」
「やだ!私決めたの!
絶対に向き合うって!
解決なんてないかもしれない。
すっきりした答えなんて、
得られないのもわかってる。
。。。。
私の思い出せない記憶を取り戻したい」
「。。。?思い出せない?記憶?」
「消えてるの。。。
。。。。
消えてることを思い出したの。。
。。。
何かが消えてるの。
。。。ゆいはゆう。。ゆうはゆい。。。
。。。
言葉は覚えてる。
でもなんのことだか。思い出せない。。。
忘れてるだけなのかもしれない。
でも重要なことな気がするの。。
。。。
それに、
ゆうに言わなくちゃいけないこともある。
言えるまで、話せるまで、
本当のゆいに近づきたい。。。だから
お願い。。
。。。。」
「わかった。。
。。。。でも正直危険だから。
俺がそいつに連れてかれたところは、
お金持ちばかりだった。
最悪潰されかねない。
だから連絡して欲しい。
行動するときは絶対に。。。
。。
俺も調べてみるから。。
なんかわかったら言う」
。。。
。。。。
「うん。ありがとう。
もう正直無理だった。
ゆいのこと調べるにも、
手詰まりで。。。。
。。。。。」
「ごめん怒鳴ったりして」
。。。
「。。。ううん。あのさ。ゆう。
ありがとう。家族って言ってくれて」
「本当のことだから。
会わなかった時間、
ずっとゆなのこと考えてた。
。。。
遅くなってごめん。。」
「ううん。来てくれたから!
ありがとう!
それよりさ、ゆうは今なんの仕事してるの?」
「なんだと思う?」
「うーん。」
。。。。そういえば。。。
「ゆなは大きくなったら何になるの?」
「ゆなはねーおーきくなるの!」
「なにそれー!!変だよー。。
ゆいはねー。大きくなったら、
お母さんになるのー。
お母さんになってね、
可愛い赤ちゃんと、
お兄ちゃんとゆなと一緒に
おーきいーお家に住むの。
それでねー。
お庭も広くてねー。
おーきいーゴールデンレトリバーがいてねー。
ねっ。
幸せだよねー。」
「いいなー。
おーきいおうちだったらみんな一緒だね。
楽しみだなー。
絶対!ぜーったい叶えようね」
「じゃあ、僕はいーっぱい稼いで
大きなお家買う!
それで、おーきいケーキを
買ってみんなで食べよう!」
「えーっと、ゆうはー、消防士さんでしょー?」
「うん。できたらね。。消防士さんになって、
世界の平和をまもるー!!!」
「ぶっ!!お兄ちゃんーー。
世界の平和はおまわりさんだよ!!」
「ちがうー!
いざという時のヒーローだから。
消防士はー。」
。。。
2人には夢があった。
私にはまだその先が見えていなくて。。。
2人を羨ましいって思ってた。
2人にくっついていただけで、
私という意思はなくって。。。
。。。
「ゆな?」
「あっ思い出したよ。
いざという時のヒーロー、でしょ?」
「。。。。覚えてたんだ。来月から、ここで消防士。こっちに戻る予定。
。。。
あと、ばあちゃん家もな。」
。。。。
ゆう。。。。
ポロポロと涙が出てしまう。。
嬉し涙?
。。。
覚えていた。
ゆいが言っていた夢。
いなくなった今でも叶えてあげたい。
そのゆうの気持ちがゆいにも届いて欲しい。
ゆい。
あなたは一人じゃない。
私もゆうも、菅さんもさおりさんも、
あなたを想っている。
。。
今だって。
これからもずっと想い続けるから。。
やっぱり知らなかったみたいだ。。
そして。。
複雑な表情へと変わる。。。
「。。。
知らない。。
俺がいない間に。。
。。もしかして
その人にも暴力を?」
私は施設を抜け出したこと、
菅さんについて、
そして中学に行かず、
昼間はどうしていたのかは
わからないこと。。
ゆいについて知っていることを話した。
「私、赤い車の男が
誰なのか突き止めたい。。。
時間がかかっても。。。
ゆうは顔見たらわかるよね?」
「うん。。。でもやめろ。そいつに関わるな。
。。。」
「やだ!私決めたの!
絶対に向き合うって!
解決なんてないかもしれない。
すっきりした答えなんて、
得られないのもわかってる。
。。。。
私の思い出せない記憶を取り戻したい」
「。。。?思い出せない?記憶?」
「消えてるの。。。
。。。。
消えてることを思い出したの。。
。。。
何かが消えてるの。
。。。ゆいはゆう。。ゆうはゆい。。。
。。。
言葉は覚えてる。
でもなんのことだか。思い出せない。。。
忘れてるだけなのかもしれない。
でも重要なことな気がするの。。
。。。
それに、
ゆうに言わなくちゃいけないこともある。
言えるまで、話せるまで、
本当のゆいに近づきたい。。。だから
お願い。。
。。。。」
「わかった。。
。。。。でも正直危険だから。
俺がそいつに連れてかれたところは、
お金持ちばかりだった。
最悪潰されかねない。
だから連絡して欲しい。
行動するときは絶対に。。。
。。
俺も調べてみるから。。
なんかわかったら言う」
。。。
。。。。
「うん。ありがとう。
もう正直無理だった。
ゆいのこと調べるにも、
手詰まりで。。。。
。。。。。」
「ごめん怒鳴ったりして」
。。。
「。。。ううん。あのさ。ゆう。
ありがとう。家族って言ってくれて」
「本当のことだから。
会わなかった時間、
ずっとゆなのこと考えてた。
。。。
遅くなってごめん。。」
「ううん。来てくれたから!
ありがとう!
それよりさ、ゆうは今なんの仕事してるの?」
「なんだと思う?」
「うーん。」
。。。。そういえば。。。
「ゆなは大きくなったら何になるの?」
「ゆなはねーおーきくなるの!」
「なにそれー!!変だよー。。
ゆいはねー。大きくなったら、
お母さんになるのー。
お母さんになってね、
可愛い赤ちゃんと、
お兄ちゃんとゆなと一緒に
おーきいーお家に住むの。
それでねー。
お庭も広くてねー。
おーきいーゴールデンレトリバーがいてねー。
ねっ。
幸せだよねー。」
「いいなー。
おーきいおうちだったらみんな一緒だね。
楽しみだなー。
絶対!ぜーったい叶えようね」
「じゃあ、僕はいーっぱい稼いで
大きなお家買う!
それで、おーきいケーキを
買ってみんなで食べよう!」
「えーっと、ゆうはー、消防士さんでしょー?」
「うん。できたらね。。消防士さんになって、
世界の平和をまもるー!!!」
「ぶっ!!お兄ちゃんーー。
世界の平和はおまわりさんだよ!!」
「ちがうー!
いざという時のヒーローだから。
消防士はー。」
。。。
2人には夢があった。
私にはまだその先が見えていなくて。。。
2人を羨ましいって思ってた。
2人にくっついていただけで、
私という意思はなくって。。。
。。。
「ゆな?」
「あっ思い出したよ。
いざという時のヒーロー、でしょ?」
「。。。。覚えてたんだ。来月から、ここで消防士。こっちに戻る予定。
。。。
あと、ばあちゃん家もな。」
。。。。
ゆう。。。。
ポロポロと涙が出てしまう。。
嬉し涙?
。。。
覚えていた。
ゆいが言っていた夢。
いなくなった今でも叶えてあげたい。
そのゆうの気持ちがゆいにも届いて欲しい。
ゆい。
あなたは一人じゃない。
私もゆうも、菅さんもさおりさんも、
あなたを想っている。
。。
今だって。
これからもずっと想い続けるから。。