「こら!飯田!もう生徒はかえることー。」

。。。

「え?」

「ほら早く帰れ」

「ぶふふふ。普通になってるし。
はいはい。今メガネかけてないもんね。
はぁーい帰りまーす!
それでは!」

「あっキモ担任さん?お名前は?」

「いわん!」

「イワン?ロシア人?」

「早く帰りなさいー」

調べればすぐわかるのに。。。
名前すら呼ばれたくないってことかな。
生徒と関わりを持ちたくないんだな。。
それでも前に進まなくちゃいけない。。
誰でも一緒。。。なにかしら抱えてる。。

大人も子供も。。私も。。

さて帰ろ。。

うーん。。。

カバンからスマホを見ると
誰からの着信もない。。。
当たり前だけど。。。

さっき、まさと怒ってたよね。
ちゃんと話さないとなー。。
電話してみよ。。。
。。。。
ブルルル

「まさと?」

「あー。どーした?」

「ごめん怒ってる?」

「別に。。。」

「。。。今どこにいる?」

「。。。」

「ごめん。。。」

「どこっていうか。。ここ。。」

。。。??

ぴっ。。。

え?
まさと??下駄箱から見える校門に
まさとが立って待っている。。

なんで。。。

「え?何してたの?」


「みんなと駅までいったけど、気になってさ。」

「。。。。まさと。怒ってないの?
連絡ずっと返さなかったから。、」

「どうせなんかあったんだろ」

「。。。。ごめん。」

「俺が悪りぃだけだし」

「ちがうって!なんで?私が悪いだけだし。
まさとのせいなわけない!」

「。。。。こっちの話。気にすんな」


。。。。