「小林さん先帰ってて。。。
なんか呼ばれたし。。。」

「うん。。なんだろね。。。
キモ担任だから気をつけたほうが。。。。
なんか普段あんなんだけどとても怖いって噂だし。。。」

「。。。そか。。。じゃまた明日ー!!」

教室を出ると、
スタスタと廊下を歩く遠藤さんの後ろ姿が見えた。。。
結局話せなかったし。。。
なんなんだろ。。。

はぁ。。。
みんなが一緒で嬉しいかもっても思ったけど
なんとなく面倒な気がしてしまう。
私一人ならすべてシカトするんだけど。。
小林さん。。。かわいそうだしな。。。

めんど。。。

トントン
「飯田です。」
がらがら。。。

「ここ座って。今コーヒー入れますんで。。
砂糖とミルクはいりますか?」

「なしで」

。。。?なんかさっきと雰囲気違うんだけど。
??気のせい?

「はいこれどうぞ。。」

「話とは?」

「あっこれの件です」
進路希望の紙?
二年の最後に提出したんだっけ。。
まだわからないから白紙で出したんだよね。

「これが??何かまずかったですか?」

「なんでですかね。。。
飯田さん学年トップなんですよね。。
ごめんなさい。。。僕は学年持ち上がりではないので、引継ぎ資料を見てしかあなたを知らないのですけど。。。
成績は常にトップ。でも遅刻が多い。
だがまじめ。。優等生。。と書かれています。
この場合、
大学に行くのがごく普通なことかと
思うのですが。。。」

「。。。そうなんですか?
うちの学校って大学受験する人の方が
少ないのに?」

「頭がいいなら、またはまだやることを決めていないなら大学に受験することをお勧めします。。。」