授業中、窓の外を見ると、
外で佐藤くんのクラスが体育の授業で、
サッカーをやっているのが見えた。
きっとどこかのクラスの子達も
この光景を窓から眺めているんだろう。
佐藤くんはやはり運動神経もいいのだろうか。
目で追ってしまう。。。
モテる男の必須条件といえば、
顔と身長と運動神経。。。
顔も身長も。。。
やっぱり運動神経も。。。。
どこも完璧。。。
モテる男は大変だ。。。。
佐藤くんが中心になって、
ボールが回っているように見える。
パスがくるということは、
誰からも
信頼されている証拠でもあるんだろう。
何を見ても完璧だ。
モテないわけがない。。
はぁーあ。
どうしてかなー。。
どうして片思い中なんだろ。。。
彼女がいたら、みんな平和なのに。。。
「おーい飯田さん!!」
「え??」
窓から校庭を見ると、
さっきまでサッカーをしていた子達も、
誰もいない。。。
授業。。あっ終わったのか。。
「ぼーっとしすぎー。もうお昼休みだよ!
でもいいなぁ。この席。
一番後ろの窓側の席が
一番ぼーっとできるよね。
ねっそれより、はいこれ」
小林さんが紙袋を渡してニヤニヤとしている。
ん?なんだっけ。。
「えっと???」
「えーーー忘れてる??今日ホワイトデーだよ。バレンタインもらったから、作ってきた!
ホワイトチョコタルトー」
「え!もしかして手作り??」
「うん。頑張ったからおうちで食べてね」
「うん!ありがとう!!!えっ。あってことは!!小林さん!お返しもらったの??」
「え?まだ。。。
でも矢野くんいろんな人にもらってるし、
たぶんみんなに返さないでしょ。。
私もないかも。。。」
「それはない!
だっていっつも一緒に帰ってるんだし!
なんかしらあるって!帰り要注意だね」
うわ。小林さん顔真っ赤。かわいいー。
そう考えると佐藤くんって
みんなにお返ししてるのかな。。。
大変そー。誰にもらったかとか忘れちゃうよ。
モテるの大変。。。
「あっごめん。購買いってくる!」
やばいまたお昼逃したら最悪だし。。
購買に行くともう残り物しかなかった。。
私の好きなコロッケパン。。。
もうないし。、。メロンパンしかない。。
ボロボロしてあんまり好きじゃないんだけど、
仕方ない。。
あれ。。矢野くんが珍しく一人でいる。。
まさとと一緒じゃないんだ。。
「矢野くんどーしたの?
もしかして、残り物しかなくて凹んでる?」
「ちがーう!飯田ちゃんじゃあるまいし!」
「あっごめん。凹んでるようにみえたから。。
どしたの?」
「ちょうどいいや。飯田ちゃん!あのさ、どうしたらいい?俺。。。」
はい??
「ホワイトデーだからさ。。。」
「うん。。今日ホワイトデーだね!
あっ!!!!あーーーそういうこと?!!」
にやにや。。。
しし。悩んでる矢野くんかわいいな。
「しっ!飯田ちゃんしずかにぃーーー」
「はいっ!もしかして小林さん?」
「。。。。うん。俺珍しく悩んでんだよな。
こういうの即決なんだけどさ。。。
なんつーか。。
あーもー。。」
「ひひっ。矢野くん。もう答え出てるじゃん。
ファイト!!応援してる!!
ほら教室戻ろ」
「だめだめ。今日は無理。。
意識しちゃうだろ!!うん。顔見れない」
「かわいーーー。じゃあまたー」
二人はうまくいきそう。よかったなぁ。。。
きっとはじめは矢野くんのタイプではなかったはず。でも、小林さんのプッシュ、それと小林さんの笑顔に。心が動いたんだろうな。。
はぁ。青春だ。
ほんとよかったーー!!
外で佐藤くんのクラスが体育の授業で、
サッカーをやっているのが見えた。
きっとどこかのクラスの子達も
この光景を窓から眺めているんだろう。
佐藤くんはやはり運動神経もいいのだろうか。
目で追ってしまう。。。
モテる男の必須条件といえば、
顔と身長と運動神経。。。
顔も身長も。。。
やっぱり運動神経も。。。。
どこも完璧。。。
モテる男は大変だ。。。。
佐藤くんが中心になって、
ボールが回っているように見える。
パスがくるということは、
誰からも
信頼されている証拠でもあるんだろう。
何を見ても完璧だ。
モテないわけがない。。
はぁーあ。
どうしてかなー。。
どうして片思い中なんだろ。。。
彼女がいたら、みんな平和なのに。。。
「おーい飯田さん!!」
「え??」
窓から校庭を見ると、
さっきまでサッカーをしていた子達も、
誰もいない。。。
授業。。あっ終わったのか。。
「ぼーっとしすぎー。もうお昼休みだよ!
でもいいなぁ。この席。
一番後ろの窓側の席が
一番ぼーっとできるよね。
ねっそれより、はいこれ」
小林さんが紙袋を渡してニヤニヤとしている。
ん?なんだっけ。。
「えっと???」
「えーーー忘れてる??今日ホワイトデーだよ。バレンタインもらったから、作ってきた!
ホワイトチョコタルトー」
「え!もしかして手作り??」
「うん。頑張ったからおうちで食べてね」
「うん!ありがとう!!!えっ。あってことは!!小林さん!お返しもらったの??」
「え?まだ。。。
でも矢野くんいろんな人にもらってるし、
たぶんみんなに返さないでしょ。。
私もないかも。。。」
「それはない!
だっていっつも一緒に帰ってるんだし!
なんかしらあるって!帰り要注意だね」
うわ。小林さん顔真っ赤。かわいいー。
そう考えると佐藤くんって
みんなにお返ししてるのかな。。。
大変そー。誰にもらったかとか忘れちゃうよ。
モテるの大変。。。
「あっごめん。購買いってくる!」
やばいまたお昼逃したら最悪だし。。
購買に行くともう残り物しかなかった。。
私の好きなコロッケパン。。。
もうないし。、。メロンパンしかない。。
ボロボロしてあんまり好きじゃないんだけど、
仕方ない。。
あれ。。矢野くんが珍しく一人でいる。。
まさとと一緒じゃないんだ。。
「矢野くんどーしたの?
もしかして、残り物しかなくて凹んでる?」
「ちがーう!飯田ちゃんじゃあるまいし!」
「あっごめん。凹んでるようにみえたから。。
どしたの?」
「ちょうどいいや。飯田ちゃん!あのさ、どうしたらいい?俺。。。」
はい??
「ホワイトデーだからさ。。。」
「うん。。今日ホワイトデーだね!
あっ!!!!あーーーそういうこと?!!」
にやにや。。。
しし。悩んでる矢野くんかわいいな。
「しっ!飯田ちゃんしずかにぃーーー」
「はいっ!もしかして小林さん?」
「。。。。うん。俺珍しく悩んでんだよな。
こういうの即決なんだけどさ。。。
なんつーか。。
あーもー。。」
「ひひっ。矢野くん。もう答え出てるじゃん。
ファイト!!応援してる!!
ほら教室戻ろ」
「だめだめ。今日は無理。。
意識しちゃうだろ!!うん。顔見れない」
「かわいーーー。じゃあまたー」
二人はうまくいきそう。よかったなぁ。。。
きっとはじめは矢野くんのタイプではなかったはず。でも、小林さんのプッシュ、それと小林さんの笑顔に。心が動いたんだろうな。。
はぁ。青春だ。
ほんとよかったーー!!