シャワーから出て、
用意してくれたジャージを着て、
まさとの部屋に入った。
「まさと、ありがと」
「頭濡れてるし。。
ドライヤー見つかんなかった?」
「ううん。早くまさとに話さなきゃと思って」
「大丈夫。逃げねぇしちゃんと後で聞く。
ドライヤー持ってくっから」
まさとはドライヤーを持ってきてコンセントを
入れ、私の頭にドライヤーをかける。。。
「あの。。それくらいやります。。」
「捨て猫みてぇ。」
。。。
子猫ちゃん。。。ゆいもこんな感じだったのかな。。
まさとが私の髪をぐしゃぐしゃしながら
ドライヤーをかけてくれている。
髪の毛を触っているだけなのに、
まさとの指が動くたび、
ドキドキしてしまうのは、
どうしてだろう。。。
「あの。。ありがと」
「あー。」
私は今日あった出来事を話した。
ゆいの彼ではなく、部屋を貸していた人。
ゆいはそこに中学の時住んでいたこと。
そして私を太陽だと言っていたことも。
「今の私ならわかる。
価値のない私が、まさとや佐藤くん、
小林さんや矢野くんと
仲良くしていいわけないって。
こんなこと言ったら、まさとが悲しい思いをする気持ちもわかる。
わかってる。でも思ってしまうのは、
私が今まで、
人には言えないような、
恥じることをしてきて、
最低なことをしてきて、
恨まれるようなことをしてきて、
自信がないから。
ゆいもそうだったんだと思う。
そんなゆいのこと気づいてあげられなかった。
。。。
あっ違う!気づくとかじゃないのかも。向き合ってなかったのかも。。
親がいないこと。
私は気にしたことなんかなかった。
聞こうとも思ってなかった。
でもそのことがもしかしたら、
ネックになってたのかもしれない。
親がどうしていないのか、
向き合ってなかった。
施設に行ってしまった時も、
施設じゃなくて
他に行くところがあったのかとか。。
何から何まで、私は触れてなかった。
ゆいのいいところだけ見て、
一緒に笑うことしかしなかった。
まさとみたいに、
ちゃんと向き合っていたら。。。
ゆいは生きてたのに」
。。。
用意してくれたジャージを着て、
まさとの部屋に入った。
「まさと、ありがと」
「頭濡れてるし。。
ドライヤー見つかんなかった?」
「ううん。早くまさとに話さなきゃと思って」
「大丈夫。逃げねぇしちゃんと後で聞く。
ドライヤー持ってくっから」
まさとはドライヤーを持ってきてコンセントを
入れ、私の頭にドライヤーをかける。。。
「あの。。それくらいやります。。」
「捨て猫みてぇ。」
。。。
子猫ちゃん。。。ゆいもこんな感じだったのかな。。
まさとが私の髪をぐしゃぐしゃしながら
ドライヤーをかけてくれている。
髪の毛を触っているだけなのに、
まさとの指が動くたび、
ドキドキしてしまうのは、
どうしてだろう。。。
「あの。。ありがと」
「あー。」
私は今日あった出来事を話した。
ゆいの彼ではなく、部屋を貸していた人。
ゆいはそこに中学の時住んでいたこと。
そして私を太陽だと言っていたことも。
「今の私ならわかる。
価値のない私が、まさとや佐藤くん、
小林さんや矢野くんと
仲良くしていいわけないって。
こんなこと言ったら、まさとが悲しい思いをする気持ちもわかる。
わかってる。でも思ってしまうのは、
私が今まで、
人には言えないような、
恥じることをしてきて、
最低なことをしてきて、
恨まれるようなことをしてきて、
自信がないから。
ゆいもそうだったんだと思う。
そんなゆいのこと気づいてあげられなかった。
。。。
あっ違う!気づくとかじゃないのかも。向き合ってなかったのかも。。
親がいないこと。
私は気にしたことなんかなかった。
聞こうとも思ってなかった。
でもそのことがもしかしたら、
ネックになってたのかもしれない。
親がどうしていないのか、
向き合ってなかった。
施設に行ってしまった時も、
施設じゃなくて
他に行くところがあったのかとか。。
何から何まで、私は触れてなかった。
ゆいのいいところだけ見て、
一緒に笑うことしかしなかった。
まさとみたいに、
ちゃんと向き合っていたら。。。
ゆいは生きてたのに」
。。。