。。はぁ。だめだ。。いまから仕事に行こうとしている私。。ほんと、最低だな。罪悪感で胸痛む。。

うん。今だけ止めよう。

「あっごめん電話きた。出ていい?」

「あー?」

そして私はキャバに電話をした。。ごめんない。今病院いってて。インフルにかかっちゃって。。一週間休まないとなんで、
おやすみもらっていい?
もちろんお客さんには
私から連絡しておくから。うん。なぎによろしく!じゃあー。プープープー

言っちゃった。。

「あっごめん。キャバ、サボることにしたから、まさと今日一緒いてくれる?」

「あー。しかたねぇな。」

「仕方ないってーー」

「ぷっ。ありがとな。普通にうれしい。
なっ?腹減らない?飯行こ」

「だねーおなかすいた!何食べたい?」

「クリスマスって言えば肉だろ」
そういって焼肉屋に連れてかれた。。

「ねえ。クリスマスってあったら鶏肉だから。
焼肉じゃない。」

「うっせーなー。じゃあくわねぇの?
どうせ焼肉好きなんだろ?」

「うん。。」

「じゃあいーじゃん。ここうまいから」

そしてまさとがお肉を焼いてくれる。
まさとって焼肉奉行的なやつなのか?

「ほれ」

お肉をパクリ。
うまーいー!!!

「おいしいでこざいます!師匠!」

「だからそれやめろ!」

「へーい」

むっからかうと可愛い。

「今日ボーリングありがとね。
教えてくれて!三回目やってたら
かなりスコア良かったと思うんだけどな」

「ゆなの弱点知れてよかったよ」

「なにそれ、そんな完璧なイメージなの?」

「なんでもそつなくこなしてる人。
そんな感じしてたからさ。
勉強しなくてもできるし、
スポーツできなそうに見えて
本当はできるし、
カラオケ歌ったことないかと思えば、
うまいしさ。
そんなやつがボーリングできないって
笑えんだろ」

「そしたらまさとだって、
完璧な人にしか見えないよ。
普段クールだし」

「でも本当はクールじゃねぇだろ」

「うん。最初話した時怒鳴ってたもんね
あれはびっくりしたー」

ぶるるるる
あっまた佐藤くんからラインだ。

今クリパおわったー。
そっちはー?
今帰ってんだけど寒いから気をつけてねー。


なんて返したら。。

「また佐藤?」

「最近よく来るんだよね。大した内容じゃないけど。」

「ゆなって鈍感?」

「失礼だね。鈍感な訳ないでしょ。
鈍感な人がキャバで仕事しません。」

「じゃあ悪女?」

「まぁ悪女ですかね。ひどいことばっかしてるし、そうじゃなきゃ
色んな男と付き合えないでしょ」


「ふーん」


なんなんだ!このよくわからない会話。
っというかお腹苦しい。。
でもおいしかったー。
まさとってグルメ?
すごいな。

「これラスト!」

「わっ杏仁豆腐だ」

だいすきー。やたやた!
焼肉屋さんありがとうございました!

そして私たちはお店を出てイルミネーションの道をゆっくりと歩いた。

マフラーあったかいな。

「ねぇ。どーしてマフラー買ってくれたの?」

「まずかった?」

「まずいよね。
普通彼女とかにあげるもんじゃない?
だめだよー
こんなことしたらみんなドキドキして
好きになっちゃうよ
勘違いされたら大変だよー」


「。。。あっ惚れたとか?俺のこと」

「私は大丈夫。全然惑わされマセーン」