チクタク…チクタク…

時計の音が部屋に鳴り響く

時刻は12時

あれから3時間ソファでずっと蒼の帰りを待ってる

もうそろそろ帰ってきてもおかしくない時間なんだけど…

その時玄関からガチャっとドアの開く音がした

帰ってきた…!

そう思うと心臓がバクバクと鳴り出した


「おかえり」

「…まだ起きてたのか」

「…うん」


蒼は私が起きていることを不思議がってる

そりゃそうだよね

いつももう寝てる時間だし…


「蒼…話があるの」

「悪い、風呂入ってからでもいいか?」

「うん」


そう言うと蒼はお風呂場へと向かった

確か明日は午後からお仕事だった気がする

だから…なんだか罪悪感が湧くけど夜遅くなっても平気だろう。

仕事して帰ってきて疲れてると思うのに私に合わしてくれる。