隣には綺麗な女の人がいて
幸せそうに笑っていた。



…本当に幸せそうに。






「あっちから、言ってきたくせに…
なんでっふ、られなきゃいけないの…?」



早希はその場に倒れこみ泣いていた。



…昨日の俺のように。




「早希、行こう」



俺は早希にそう言い、手を引っ張った。