美喜の家に着いた。


美喜は一人っ子、美喜の両親は2人とも働いていると聞いたことがあるのでこの時間は美喜1人だろう。

そう考えた俺はインターホンを鳴らした。


すると1分後に玄関が開いた。

「先輩……」

昼休み以降美喜の姿を見なかったので一安心。


「美喜、昼休みの時はほんとごめんな。」


「……とりあえず中入ってください。」

と言われ促されるまま美喜の部屋に入った。



「………」

「………」


「先輩、昼休みはすいませんでした。」

「……なんで美喜が謝んの?」

「感情的になりすぎちゃって…」

「……」


俺が考えこんでたからだよな……