「それ、俺も一緒に食べてもいい?」

最悪だ….。

「うん!!!全然いいよ!!!もちろん春子もいいよね?」

「別に…いいよ。」

当然断れるはずもなく、許可してしまった。

「場所はね旧校舎の一階にある学習室だよ。」

奈津にとっては良いことなんだろうけど、正直

私には苦痛だった。

「明日から俺もよろしくね。」

にこにこと微笑むその笑顔さえ、悪魔の顔に見

える。

 季節はそろそろ梅雨に入ろうとにしていた時

期だった。