女の子を振るのが面倒だから付き合おうだな

んて、それなら別に私じゃなくてもいいのに。

結局は見た目なんだと思うと尚更この容姿に嫌

気がさす。

「春子~顔が怖くなってるよ~。ほら、眉間にシワが~。」

そう言いながら私の眉間をグリグリしてくる。

「うぅー、やぁ~めぇ~ろぉ~。」

「あ、なおった!」

「そんなに嫌でもグリグリされたらなおるわっ。」

「嫌なことでもあったの?」

「別にぃー…ほら、もうすぐ授業始まるから席に着きな。」

「ほんとだ!やば、教科書まだロッカー。」

いつもみたいに授業が始まって、あっという間

にお昼休みになる。